皇室では、明治時代から歴代の皇后が蚕を育てています。

皇后さまは、23日午前、皇居にある蚕の飼育施設で、一連の作業を締めくくる「御養蚕納の儀(ごようさんおさめのぎ)」に臨み、とれた生糸の束を神前に供えて拝礼されたということです。

天皇陛下と長女の愛子さまが作業に加わられたこともあったということで、側近によりますと、皇后さまは無事に終えて感慨深い様子で、携わった人などに感謝とねぎらいの気持ちを示されたということです。

とれた生糸は外国からの賓客への贈り物などに使われていますが、ことしは例年より生産を増やし、20年に一度ご神体を真新しい社殿に移し替える「式年遷宮」に向けた準備が始まった伊勢神宮に在来品種の小石丸の繭をおよそ30キログラム提供されたということです。

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