SNSを使い投資を勧めて金をだまし取った疑いがあるとして、大阪府警は23日、大阪府内の特殊詐欺グループの拠点4カ所を一斉捜索した。すでに複数のメンバーに対し、詐欺容疑で逮捕状を取っており、順次逮捕する方針。被害総額は9億円超とみられている。

SNS型投資詐欺でグループの拠点を摘発するのは全国で初めてという。

府警によると、捜索したのは2つのグループが拠点を置くビル。いずれもSNSのメッセージ機能で投資に勧誘し、為替相場の変動を予想し投資する金融商品「バイナリーオプション」で利益を得るための商材の購入や、ノウハウ指導の名目で金をだまし取るなどした疑いが持たれている。

バイナリーオプション取引を巡っては、情報分析ツールをうたった高額な商材の購入を持ちかけられるトラブルが若者を中心に相次ぐなどとして、金融庁が注意喚起を出している。

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