ドジャースの大谷翔平選手は松井秀喜さんが10年で積み重ねた数字を7年目のシーズン早々に追い越した。
シーズンで30本塁打以上を記録したのは松井さんが2004年の1度だけだったが、大谷選手は昨季まで3年連続でクリアした。21年は46本、日本勢初の本塁打王に輝いた23年は44本とメジャーで屈指の長距離打者として地位を築いた。175号到達時のペースでは松井さんが4970打席目だったのに対し、大谷選手は2941打席目。約2千打席少なく、ハイペースで本塁打を量産した。
同じ左打者だが、打球方向でもスタイルの違いが出た。記録サイトのベースボール・リファレンスによると175本のそれぞれの内訳は、松井さんが左中間から左方向に流し打ちしたのがわずか10本、右越えは111本と引っ張りの打撃で積み上げた。対照的に大谷選手は右越えが49本で、左中間から左方向には計44本。卓越したパワーと技術で広角にアーチを描いた。(共同)
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【ロサンゼルス=共同】本塁打を放った大谷選手は「素直にうれしい。目標にしていたし早く打ちたいなと思っていた。もっともっとたくさん打つつもりでいる」と語った。
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