兵庫県の淡路島と徳島県鳴門市を結ぶ大鳴門橋(全長約1.6キロ)の自転車道設置に向け、両県は22日、同市で起工式を開いた。渦潮を眺望できる大鳴門橋を自転車で通行できるようにすることで、地域の名所を巡る「サイクルツーリズム」を推進し、観光振興を図る。2027年度の完成を目指す。

 橋は上下2層構造で、上層は神戸淡路鳴門自動車道が走っており、下層に自転車道(全長約1.8キロ)を設ける。下層には徳島側に観光用歩道「渦の道」(約450メートル)が設置されている。

 式に出席した斎藤元彦兵庫県知事は「自転車道は災害時に避難路にもなり、防災と観光で大きな役割を持つ」と話した。

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