21日午後0時半ごろ、福井県敦賀市白木の白木海水浴場で、「イルカにかまれて家族がけがをした」と岐阜県瑞穂市から訪れていた海水浴客から118番通報があった。中学1年の男子生徒(13)が右手指をかまれ、軽いけがをした。

 敦賀海上保安部によると、水深1~1・5メートルの海水浴場内にイルカが進入。複数の海水浴客がイルカに触ろうとしていたといい、男子生徒がかまれた。その場で家族が男子生徒の指を消毒し、医療機関には行かなかったという。

 福井県内の海水浴場では今季、今月18日に美浜町竹波の水晶浜海水浴場でもイルカが目撃されたが、けが人は初めてという。

 県内では、2022年と23年に海水浴客がイルカにかみつかれる事故が相次ぎ、「かみつきイルカ」として全国区のニュースにもなった。同保安部は、イルカを見つけた場合は近づかず、すぐに海から出るよう注意を呼びかけている。(安田琢典)

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