神奈川県警が110番通報の適正な利用を呼びかけている。昨年、受理した110番は過去最多の106万件超を記録する一方、その3割が「家にゴキブリがいる」「タクシーを呼んで」といったものなど、不要不急の内容だったという。

 19日にはJR川崎駅東口に隣接する商業ビル「川崎ルフロン」の大きなスクリーンに、県警防犯大使を務める俳優の森山未唯さんが映し出され、警察相談専用電話(#9110)の利用などを呼びかけた。

 8月末まで、横浜ポルタやアトレ川崎、鉄道などと連携して映像やポスターでアピールする。横浜F・マリノスや川崎フロンターレ、湘南ベルマーレなど、県内のJクラブと連携し、スタジアムのスクリーンにも映像を流すという。

 通信指令課の森川剛史課長代理は「110番は緊急電話。迅速に対応できるよう、相談などは#9110か最寄りの警察署への電話をお願いいたします」と呼びかけている。(稲葉有紗)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。