「大潮祭」は干満の差が大きい旧暦6月15日の「大潮」にあわせて行われる恒例のお祭りで、午前6時、地元の信仰を集める川口神社に水産業に携わる人たちなどおよそ500人が集まりました。
重さ1トンを超えるみこしが、ゆるやかな石段を降りたあと、担ぎ手たちは威勢のよい掛け声とともに、みこしを前後左右に揺さぶったり両手で高く掲げたりしながら銚子漁港を目指して練り歩きました。
漁港の市場では、海水をお神酒に見立てた「お潮汲み」と呼ばれる神事が行われ、大漁や海の安全を祈願しました。
銚子漁港は、おととしまで12年連続で水揚げ量日本一でしたが、去年はイワシやサバの水揚げが落ち込んだ影響で、北海道の釧路港にその座を明け渡しました。
銚子漁業協同組合の坂本雅信組合長は「ことしの前半は主力の魚種が不漁でしたが、お祭りを契機にして豊漁を願い、水揚げ量日本一奪還を目指したい」と話していました。
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