熱中症で体調不良になるのを防ぐため、熊本県警は今夏、警察官が暑さ対策用品を身につけるのを正式に解禁した。

 具体的には、刃物から身を守る耐刃防護衣の下に付ける保冷剤や冷却ベストのほか、首に巻く冷却リングや冷却タオル、ペットボトルを常時携帯できるドリンクホルダー、携帯扇風機など。夏の直射日光を和らげて目にかかる負担を軽くするためのサングラスも解禁となる。

 いずれも警察の備品ではなく、個人が必要に応じて市販品を購入。上司の許可を得て身につける。市民から違和感を持たれないよう、冷却リングだと白・黒・青・紺の単色に、サングラスはフレームの形をウェリントン・スクエア・スポーツの3種などと限定した。

 7月12日に運用を始めた。暑さには地域差や個人差があるので、終了時期は定めていない。県警は「冷たい飲料を買うために警察官がコンビニやスーパーに立ち寄る機会も増えるはず。警察官の健康を守り、能率的に仕事をするためなので、理解して欲しい」と話している。(森北喜久馬)

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