国内外の核軍縮の専門家らによる会議「ひろしまラウンドテーブル」が17日、広島市で開かれ、核兵器保有国が国際合意を実行したかどうかを検証し政策提言する文書「ひろしまウォッチ」の草案を発表した。核を巡る昨年の各国の動向を「危険な後退の年」と位置付け、「核兵器のない世界の実現はこれまで以上に遠のいた」と強調した。  草案は各国が核への依存を強めており「実際に使用される可能性を高めることを認識すべきだ」と指摘。核兵器の増加や核実験再開のリスクにも触れ「米国とロシアの真剣な軍備管理交渉の再開と、中国への拡大が極めて重要だ」などと提唱した。最終文書は調整を経て8月5日に公表予定。


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