岡山県産桃の主力品種「清水白桃」が17日、本格出荷を迎えた。とろけるような食感と上品な甘さが魅力。発祥の地である岡山市でセレモニーが開かれ、担当者は「つややかな見た目や口当たりの良さを感じながら味わってほしい」と話した。  同市のJA岡山一宮中央選果場には清水白桃約5トンが持ち込まれ、甘い香りが広がった。センサーで糖度や重さを測り、贈答用と加工用に選別する。担当者が形や傷の有無をチェックした後、丁寧に箱詰めした。  同選果場の今井康隆果樹部会長は「雨や害虫の被害があったが、渋みがなく甘さと香りのバランスが良く仕上がった」と評価した。例年よりも大ぶりで糖度も十分だという。


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