「ぬましんCOMPASS」内の新拠点を披露する静岡大学の日詰学長㊧と沼津信金の鈴木理事長(静岡県沼津市)

静岡大学は沼津信用金庫(静岡県沼津市)がJR沼津駅近くで運営するシェアオフィス「ぬましんCOMPASS」に入居した。産学連携などに取り組む「沼津イノベーションオフィス」として活用する方針で、起業家やベンチャー企業の課題解決などを通じ地域経済の活性化を目指す。

ぬましんCOMPASS2階の「TENTOぬまづ」に入った。静岡大のイノベーション社会連携推進機構の倉田俊彦特任教授が週に1日訪れ、オフィスに入るベンチャー企業や起業を目指す人材などと交流する。

静岡大の日詰一幸学長はキャンパスがある浜松や静岡と異なり、県東部に足がかりとなる拠点が少なかったとし「研究成果を身近に感じてもらえる機会や場を作ることで、産学連携のきっかけとできれば」と話した。

沼津信金の鈴木俊一理事長は「地域経済の活性化のため静岡大学が持つ力を発揮してもらいたい。起業家の発掘や新規ビジネスの創出などにとりくんでもらえれば」と期待を示した。

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