福岡市の博多駅前で2023年1月、女性会社員(当時38)を刺殺したとして、殺人やストーカー規制法(禁止命令)違反などの罪に問われた元交際相手、寺内進被告(32)に、懲役20年を言い渡した6月28日の福岡地裁の裁判員裁判判決が確定したことが16日分かった。検察側と被告側の双方が期限の12日までに控訴しなかった。

検察側は懲役30年を求刑。判決は弁護側が無罪を主張した同法違反罪の成立を認定する一方、計画性を認めず、求刑は重過ぎると判断していた。

判決によると、22年11月、規制法に基づき福岡県警から付きまとわないよう禁止命令を受けていたのに、23年1月16日、博多区の路上を歩いていた女性に付きまとい、胸や頭を包丁で多数回突き刺し失血死させた。〔共同〕

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