20日午前9時10分ごろ、北九州市小倉北区魚町3丁目で「配管から煙が見えて、焦げ臭いにおいがする」と119番通報があった。現場は飲食店が密集する地域で、福岡県警小倉北署によると、6棟が延焼しているという。けが人は確認されていない。

 付近の旦過市場では、2022年4月と8月に大規模な火災が発生。いずれも市場に隣接する新旦過横丁の飲食店から出火し、空き店舗を含め計87店舗、5千平方メートル以上が焼けた。今年1月には、近くの「鳥町食道街」一帯で36店舗が焼ける火災も発生している。

 現場周辺は煙が立ちこめて騒然としており、近くに住む一久美子さん(74)は「家から煙が見え、古い町なので心配で見にきた。旦過と鳥町で火災があったばかりなので、なんとかこれ以上広がらないでほしい」と話した。

 3月に転勤で現場付近に引っ越してきた会社員の男性(60)は「煙と臭いが辺りにたちこめていた。びっくりした」と話し、「旦過市場の火災は聞いていた。古い建物も多いようなので、できる限りの備えをするしかない」と語った。

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