「叡王戦」五番勝負の第2局は、石川県加賀市のホテルで行われ、挑戦者の伊藤七段が先に対局室に入ると、続いて藤井八冠が盤の前に座りました。

対局は午前9時に始まり、先手の伊藤七段が飛車先の歩を突くと、後手の藤井八冠も同様に歩を動かして応じ、その後は、大駒の「角」を交換して序盤の駒組みを進めていました。

「叡王戦」五番勝負は、ことし6月にかけて日程が組まれ、先に3勝したほうがタイトルを獲得し、第1局は藤井八冠が勝利しました。

藤井八冠は去年9月の「王座戦」第2局以降、タイトル戦の対局で連勝を続けていて、20日の対局に勝つと歴代1位の大山康晴十五世名人の記録「17連勝」に並びます。

一方、伊藤七段がタイトル獲得を目指して藤井八冠に挑戦するのは、今回が3回目で、初めてのタイトルに向けて1勝を返せるかどうか注目されます。

「叡王戦」第2局の勝敗、20日夜に決まる見通しです。

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