松山市の土砂崩れ現場を視察する国交省の緊急災害対策派遣隊ら=14日午後

 松山市の松山城近くで3人が死亡した土砂崩れを巡り、国土交通省は14日、緊急災害対策派遣隊(TEC―FORCE)を現地に派遣した。隊員は土砂が大量に流れ込んだ住宅街を視察。早期の撤去作業を支援するため、国の補助制度を市に説明した。

 国交省都市安全課の桜井昌彦課長補佐は視察後、記者団に「周辺のマンションにまで木々が入り込み、甚大な被害が出ている。早期再建につながるよう支援したい」と述べた。

 国交省によると、国の災害査定後、撤去作業費の2分の1を補助する制度がある。現場は国の重要文化財・松山城がある山の斜面下で、幅約50メートル、高さ約100メートルにわたって崩れた。

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