川崎市交通局は12日、市バス運転手の男性(48)を懲戒免職とし、発表した。乗客が料金箱に現金を入れるのに合わせ、不正な操作で半額扱いにし、出てきた釣り銭を着服していたという。男性は「(両替に使う)乗務員用の釣り銭に補充しただけだ」と着服を否認している。
同局は、男性が2022年9月28日~同10月11日、21回にわたり計2140円を着服したことを確認したという。職員が別件でドライブレコーダーの映像を見て不正に気付いたという。
再発防止のため、昨年9月からは乗務員に釣り銭を持たせないようにした。今月10日に神奈川県警宮前署に業務上横領容疑で被害届を提出し、同日付で受理されたという。
管理監督の責任を問い、当時の鷲ケ峰営業所長(部長級)の男性(58)を文書訓戒に、当時の同副所長(課長級)の男性(58)を文書注意にした。
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