大阪・関西万博では、もともと60か国が自前でパビリオンを建設する「タイプA」という方式での参加を予定していました。

しかし、資材価格の高騰や人手不足などを背景に建設準備が遅れる国もあり、博覧会協会は、協会が建設を代行し参加国が費用負担する「タイプX」と呼ばれる方式などを提示し各国の意向を確認していました。

その後10か国余りが参加の方式を変更したり撤退したりした結果、博覧会協会は「タイプA」で参加する見通しの国が47か国となったことを明らかにしました。

一方、「タイプX」で5か国、実施主体の博覧会協会が建設した建物を単独で借りる「タイプB」で17か国、複数の国で借りる「タイプC」で92の国と地域がそれぞれ参加する予定だということです。

博覧会協会は「協会としては計画当初はタイプAを50か国と想定していたので、近い数字になったと考えている。今後は各国の展示内容がすばらしいものになるよう引き続きサポートに努めたい」としています。

自見万博担当相「魅力ある万博に」

自見万博担当大臣は、記者会見で「タイプA」という方式で参加する国の数が当初の予定より減ったことについて「財政事情や、政権が変わったなど、各国さまざまな事情があったと聞いている。どのような出展形式での参加であっても、各国はそれぞれ創意工夫に富んだ出展を予定しており、すべての来場者にとって魅力ある万博となるように関係者一丸となって準備を進めていきたい」と述べました。

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