速度超過や運転中の携帯電話の使用などの交通違反で摘発され、再三の出頭要請にも応じなかったとして、警視庁は6月中に22~75歳の男女計292人を道路交通法違反の疑いで逮捕し、10日に発表した。

 交通執行課によると、東京都内での昨年の交通反則切符(青切符)の交付は約48万5千件あった。例年、反則金を納めない人が数%いるという。警視庁は「逃げ得を許さず、不公平感を是正する」として6月を追跡捜査強化月間と設定。長期未納者で住所が把握でき、5回以上はがきでの呼び出しに応じない違反者を逮捕した。

5回、6回逮捕の人も

 今回逮捕された292人のうち、過去にも出頭要請に応じず同様に逮捕され、再逮捕になったのは38人。2回目が30人、3回目が4人、4回目が2人で、5、6回目という人もそれぞれ1人ずついた。

 多くが比較的軽微な交通違反に反則金の納付を求める交通反則切符(青切符)だが、無免許運転などの交通切符(赤切符)で出頭しなかった人も20人いた。全員が簡裁で罰金刑を受け、即日釈放されたという。

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