東京大は12日、2025年度入学者の一般選抜について、大学入学共通テストの成績を用いた第1段階選抜の水準を引き上げると発表した。2次試験に進む受験生の数を絞り込むことで、採点をより丁寧に実施する。障害を持つなど配慮を必要とする受験生への対応もより柔軟に行う。

文科1〜3類はこれまで倍率が約3.0倍に達した場合に第1段階選抜を行っていたが、約2.5倍で実施する。理科1類は約2.5倍から約2.3倍に、理科2類は約3.5倍から約3.0倍にそれぞれ変更する。理科3類は約3.0倍を維持する。

東大は同日開いた記者会見で「2次試験での選抜をより適正にするため、(採点する教員が)答案と向き合えるようにする。受験上の配慮を必要とする人が増え、人的・物的対応の増加が顕著になっている」と説明した。

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