北海道警は11日、自ら産んだ赤ちゃんを殺害したとして、青森県弘前市若党町の無職大内流星(るな)容疑者(25)を殺人容疑で再逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 道警によると、大内容疑者は4月22日、自宅のアパートの一室で女児を出産。その後、女児に殺意をもって暴行を加え、死亡させた疑いがある。

 5月19日、北海道北斗市にある大内容疑者の実家の庭で、作業中だった父親がポリ袋に入った女児の遺体を発見。大内容疑者は、父親らに連れられ函館中央署に自首していた。6月7日に、死体遺棄の罪で起訴された。

 道警によると、大内容疑者は死体遺棄の容疑は認めていた。弘前市から女児の遺体をキャリーケースに入れ、実家に運んだと説明したという。

 一方、殺人の容疑は否認しているという。女児の死因は外傷性頭部出血。道警は遺体の状況や、関係者への捜査などから、殺意があったと判断したとみられる。

 また道警によると、出産前に大内容疑者から行政への相談歴は確認できなかったという。(新谷千布美)

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