政治学者の五百旗頭真さんは、防衛大学校の学校長として将来の幹部自衛官の育成にあたったほか、東日本大震災の復興構想会議の議長などを務め、3月に80歳で亡くなりました。
11日、都内で開かれた送る会には、生前に親交のあった有識者などおよそ500人が集まり、黙とうをささげたあと弔辞を読み上げました。
東京大学の北岡伸一名誉教授は「強い信念をあたたかい人柄で包み込んで表現する方だった。五百旗頭さんが進めようとしてきた、学問を大切にし、自由かったつに議論する社会と国際協調路線を進めていくことが残された者の責任だ」と述べました。
このあと、参列者たちは岩手県産のリンドウを献花台に手向けていました。
五百旗頭さんのあとに防衛大学校長を務めた慶應義塾大学の国分良成名誉教授は、「五百旗頭先生の遺志を継ぎながら、新しい日本を築いていかなくてはいけないと感じた」と話していました。
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