死んだ雌のシロイルカ「アーリャ」(県立しまね海洋館アクアス提供)

 島根県浜田市の水族館「県立しまね海洋館アクアス」は11日、雌のシロイルカ「アーリャ」が死んだと発表した。推定で26~28歳だった。1日に雌の赤ちゃんを出産したばかりで、同館は鳥取大(鳥取市)と協力し死因を調査する。  同館によると、昨年9月に妊娠が判明し、当初の想定より1カ月半早い7月1日に出産した。3日から食欲が低下し、9日以降は薬を投与するなどしたが、11日午前1時40分ごろに同館の獣医師が死んだのを確認した。  湊直樹館長は「強い喪失感がある。生まれた赤ちゃんを大切に育てたい」と話した。赤ちゃんは人工ミルクで育てているという。


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