10年前、戦後最悪の火山災害が起きた御嶽山では、その後、火山活動が落ち着き登山客も戻ってきています。

夏山シーズンの到来に合わせて、10日は、王滝村の「田の原遙拝所」から「王滝頂上」までの登山道が一般に開放されました。

午前6時ごろ村の職員が立ち入りを規制する看板を撤去すると、早速多くの登山客が「王滝頂上」などを目指して出発していきました。

岐阜県から訪れた60代の女性は「きょうから規制が解除されるということで来ました。行けるところまで気をつけて登ろうと思います」と話していました。

王滝村によりますと、「王滝頂上」から御嶽山の最高峰「剣ヶ峰」までの登山道については避難路に雪渓が見つかり安全が確保できないとして一般開放が見送られました。

王滝村総務課の河口晃課長補佐は「当面、この登山道で行けるのは王滝頂上までとなるが、ヘルメットなどの安全装備を準備して登山をしてほしい」と話していました。

御嶽山では、長野県木曽町の登山口から「剣ヶ峰」までの登山道も今月1日から一般に開放されています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。