激しい雨に見舞われた島根県出雲市で9日夕、県道の一部が崩落して通行できなくなり、日御碕地区が孤立状態になった。市によると、約235世帯約550人が暮らしているとみられ、実際に孤立した人の数など詳しい状況を調べている。出雲日御碕灯台がある観光地で、ホテルや民宿もある。

 出雲県土整備事務所によると、同日午後5時半ごろ、県道の一部が崩落したと出雲署から連絡があった。迂回する道路がなく、市は帰宅できなくなった人のために臨時の避難所を開設した。

 民宿経営の高橋安枝さん(73)は「今のところは水や電気は届いているが、生活に必須の道路なので復旧が長引くと不安だ」と話した。

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