「ショクダイオオコンニャク」はインドネシア スマトラ島原産のサトイモ科の植物で、現地では8年に1度しか花を咲かせないと言われています。
宮崎市の「宮交ボタニックガーデン青島」の温室には8年前から栽培している株があり、8日の昼ごろ初めての開花が始まりました。
花の本体を包んでいた赤紫色の仏炎苞が徐々に開いていき、午後7時ごろには高さ2.4メートル、幅1メートルを超える巨大な花が姿を現しました。
真上に突き出たろうそくのような形の部位の下には小さなおしべやめしべが隠れていて、虫をおびき寄せて受粉させるつんとしたにおいを周囲に放っていました。
花はわずか1日でしぼんでいくということで、開館時間が延長された園内には知らせを聞いたおよそ1000人が訪れました。
小学3年生の男子児童は「生臭かったけど珍しい花を見られてよかったです」と話していました。
世話を担当してきた植物園の川上拓也 副所長(28)は「毎年、発芽する芽を見てきたがことしの芽は何か違うと思っていた。最初は10センチほどの小さなイモだったので、まさかこんな大きな花になるとは思わず、本当にやりとげたなという感じです」と話していました。
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