米空軍が嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)で8日にパラシュート降下訓練を実施したのを受け、同県の池田竹州副知事は9日、県が中止を求めていた訓練が実施され「県民の思いを踏みにじるものだ」と防衛省と外務省に抗議し、県外や国外での実施を米側に要請するよう求めた。  県内では6月に米兵の性的暴行事件が相次いで発覚し、米軍への不信感が強まっている。池田氏は防衛省沖縄防衛局の伊藤晋哉局長と外務省の宮川学沖縄担当大使を県庁へ呼び、遺憾の意を伝えた。  池田氏が抗議文を読み上げると、宮川氏は「しっかり受け止め、飛行場の早期の修理を要請する」と応じた。訓練には嘉手納基地の地元の3市町も反対している。


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