授業は奈良県天理市の山間部にある福住中学校で開かれ、生徒24人が、市内の大学生や製薬会社の社員から熱中症の予防法について教わりました。

はじめに、暑さによって体にどんな影響があるか学び、汗をかいて水分が失われると「脱水状態」になり、熱中症になってしまうと説明を受けました。

熱中症を予防するうえで重要なのが、この「脱水状態」にならないようにすることです。

生徒たちは自分が脱水症状になっていないか確認する方法を教わり、手の爪を指でつまんで赤みがすぐに戻るか、つまんだ皮膚がすぐに元に戻るかといった方法を実際に試していました。

さらに、授業では、大学生らが制作した熱中症の具体的な予防法を記した啓発ポスターが紹介されました。

ポスターには奈良公園のシカにかけて「体を冷やすシカない」「水を飲むシカない」などと記されていて、生徒らは水分を取る重要性などを学んでいました。

中学3年の男子生徒は「運動をしていたときに、一度熱中症になったことがあったので授業は参考になった。水分補給などの大切さがわかったので、対策をしていきたいと思った」と話していました。

授業で講師を務めた天理大学の駒香里さんは「子どもたちは自分だけは熱中症にならないと思ってしまいがちだが、熱中症を簡単に考えず対策をきっちりしてほしい」と話していました。

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