感染細胞内のエムポックスウイルス(赤く着色)の電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供・共同)
【ワシントン共同】アフリカのコンゴ(旧ザイール)東部で半年ほど前からエムポックス(サル痘)感染が拡大しており、ウイルスのゲノムを調べたところ、これまで知られていない新たなグループであることが分かったと、現地研究チームが18日までに発表した。 2022年に世界中に広がったウイルスより致死率の高いグループに近い派生型。元は動物由来の感染症だが、人から人への感染と関連が疑われる変異もある。発生地は金鉱山がある24万人の都市で国内外の労働者が出入りする。チームは接触者の追跡や高リスク者への予防接種など「封じ込めに向けた対策が急務だ」と呼びかけた。
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