◆小池百合子氏「もっと東京は良くなる」
小池百合子氏=6日夕(布藤哲矢撮影)
現職で3選を目指す無所属の小池百合子氏(71)は午後1時半、銀座の歩行者天国で「もっと東京は良くなる。都民の皆さんから金メダル、1番をいただきたい」と訴えた。2期8年の実績として、待機児童の解消や新型コロナウイルス対応など、「都民の命と暮らしを守ってきた」と強調した。午後5時半、池袋駅前での最後の演説は土砂降りの雨の中、約15分で終了。豪雨対応をするとして、その後の予定を取りやめた。(渡辺真由子)◆蓮舫氏「古い政治を終わらせる」
蓮舫氏=6日夜(木戸佑撮影)
無所属新人で前参院議員の蓮舫氏(56)は午後7時すぎ、新宿駅前に登場。広場や階段、歩道が聴衆ですし詰めとなる中で25分間、「国会で20年間、少子化対策と行政改革をやってきた。私の経験と知見を使って」などと熱弁を振るった。選挙終盤、支援者有志が各地で「投票に行こう」というプラカードを掲げる「一人街宣」を行ったことに感謝。「みなさんと新しい東京をつくりたい」と拳を突き上げた。(原田遼)◆石丸伸二氏「皆さんの力で東京を動かして」
石丸伸二氏=6日午後(山口登史撮影)
無所属新人の石丸伸二氏(41)は午後1時すぎ、新宿駅東口前で演説。肩を触れずに歩けないほどの人が集まる中、銀行員としての経歴を挙げ、「経済を知る専門家として、この街をどんどん成長させていく」と意気込んだ。市長を4年間務めた広島県安芸高田市でユーチューブの公式チャンネル登録者数が20万人超まで増やした実績も強調し、「皆さんの力で東京を動かして、日本を動かしてください」と支持を呼びかけた。(山口登史)◆田母神俊雄氏「都民のための政治を取り戻す」
田母神俊雄氏=6日午後(坂本亜由理撮影)
無所属新人で元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)は午後1時ごろ、新宿駅南口で「東京が大好き。都民のための政治を取り戻す必要がある」と力説。「私は自衛隊のノウハウもある。災害に強い東京をつくる」とアピールし、自虐史観教育の修正や教育勅語の復活も掲げた。午後8時前には中央区の築地川銀座公園で最終演説に臨んだ。「皆さんの安全と豊かなくらしを必ず実現する」と訴えると、集まった聴衆から「田母神コール」が起こった。(三宅千智)◆安野貴博氏「都庁で残業やパワハラがまん延」
安野貴博氏=6日午前(松島京太撮影)
無所属新人で人工知能(AI)エンジニアの安野貴博氏(33)は午前10時ごろ、新宿駅前で演説し、これまで消極的だった他候補への「批判」を展開した。小池都政では「知事の意向に沿う職員が昇進する」として「(都庁内で)残業長期化やパワーハラスメントの文化がまん延している」と指摘。人事評価制度の見直しなどを訴えた。(松島京太)◆清水国明氏「皆さんの命を守る一票を」
清水国明氏=6日夜(渡辺聖子撮影)
諸派新人でタレントの清水国明氏(73)は午後7時ごろ、秋葉原駅前でマイクを握り、最後の訴えに立った。選挙期間中に能登半島地震の被災地に行き、6日朝に東京へ戻ってきたと行動力をアピール。災害対策に力を入れると訴え「皆さんの家庭を、地域を、命を守る一票を」と支援を呼びかけた。(渡辺聖子)
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