小林製薬の「紅麹」の成分を含むサプリメントを摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題では、厚生労働省が、会社側から過去3年分の紅麹原料のサンプルの提供を受けて、国立医薬品食品衛生研究所で分析を進めています。

会社側の調査で、健康被害の訴えがあった製品のロットから紅麹の原料に青カビから発生することがある「プベルル酸」とみられる成分が確認されたことが報告されていますが、研究所が分析した結果、健康被害の訴えがあった紅麹原料のサンプルから、「プベルル酸」とみられる成分のほかに、少なくとも2つの通常は入っていない物質が確認されたことが関係者への取材で分かりました。

ただ、これらが人体に影響を与えたのかどうかなど詳しいことは分かっていないということです。

厚生労働省は物質の特定を進めるとともに健康被害の原因の解明を急ぐことにしています。

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