盛山正仁文部科学相は5日の閣議後記者会見で、2021年に北海道旭川市の中学2年の女子が凍死した問題を巡り、市の再調査委員会が凍死は自殺とし、いじめとの因果関係を認めたことについて「市教育委員会や学校は真摯に受け止め、痛ましい事案を二度と繰り返さないため、再発防止に全力を尽くしてほしい」と述べた。
市教委が最初に設置した第三者委員会は当初、いじめとの因果関係を「不明」と判断していた。盛山氏は「望ましい動きではなかった」とした。
文科省は現在、「いじめ重大事態」の調査に関する指針改定に向けた手続きを進めている。初動対応のあり方など、学校側の対応を明確化する見通しで、盛山氏は「改定した際は丁寧に情報発信を行い、趣旨の徹底を図る」と述べた。〔共同〕
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