パリ五輪の日本選手団の結団式で、団旗を受け取った旗手の江村美咲選手(左)と半井重幸選手(5日、東京都渋谷区)

パリ五輪に出場する日本選手団の結団式が5日、国立代々木競技場(東京・渋谷)で開かれた。大会には海外開催の五輪で史上最多となる400人超の選手が参加する見通し。東京体育館(同)で開かれた壮行会に約6000人の市民らが集まりエールを送った。

結団式では開会式で旗手を務めるフェンシング女子サーブルの江村美咲選手と、今大会で初採用となったブレイキン男子の半井重幸選手(ダンサー名・SHIGEKIX)が日本オリンピック委員会(JOC)幹部から団旗を受け取った。秋篠宮ご夫妻も出席された。

その後の壮行会で、江村選手は「悔いのないように出し切って戦う姿を届けたい」と抱負を語った。半井選手も「パリ大会を通して感動や元気を与えていけたら」と述べた。壮行会には317人の選手やコーチらが参加した。

前回の2021年東京大会は新型コロナウイルスの感染防止のため、結団式と壮行会をオンラインで実施した。選手らが集まった対面での壮行会に会場は歓声に包まれた。

パリ五輪は7月26日夜(日本時間27日午前)に開会式があり、8月11日まで32競技329種目が行われる。JOCは5日時点で393人の選手を認定した。これまでは08年北京大会の339人が最も多かった。選手の負担を減らすため、選手団の主将は置かない。

JOCは海外開催の五輪で過去最多となる金メダル20個、メダル総数では55個の獲得を目標に掲げている。これまでの海外五輪で「金」は04年アテネ大会の16個、総数では16年リオデジャネイロ大会の41個が最多だった。

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