東京都練馬区のアパートで6月20日、屋外設置のごみ箱から乳児が見つかった事件があり、警視庁捜査1課は3日、出産直後に遺棄したとして、殺人未遂の疑いで、住所、職業不詳北川望歩(のあ)容疑者(22)を逮捕した。

◆赤ちゃんの命に別条なし 女「出産ばれたくないと思った」

 捜査1課によると、乳児はへその緒がついたままの男の子で、命に別条はなかった。北川容疑者は、男性1人、女性2人と計4人で生活していた。男女に事情を聞き、容疑者との関係や乳児の父親などを調べる。

警視庁のパトカー(資料写真)

 逮捕容疑では、6月20日ごろ、4人で生活するマンションの一室で出産し、隣のアパート敷地内のごみ箱に乳児を遺棄したとされる。「殺意はなかった」と容疑を一部否認している。  北川容疑者は、20日早朝に出産した直後に遺棄したといい、「出産したことがばれたくないと思った」と供述している。同日午後6時半ごろ、アパートの住民が泣き声で乳児に気づいて110番した。 

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