沖縄県名護市辺野古沖の大浦湾で金属製のくいをつり上げる作業船=3日午前
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、防衛省は3日、大浦湾側の沖合でクレーン船を使い、金属製のくいを海中に降ろした。8月1日以降に始める本格工事に向けたくい打ちの試験とみられる。沖縄県は工事の開始とみなし、着手しないよう求める文書を防衛省沖縄防衛局に送った。 辺野古の工事は、埋め立て海域を囲む形でコンクリート製の護岸を整備し、その内側に土砂を投入していく。政府関係者によると、この護岸を造成するためのくい打ち試験を7月上旬に予定していた。
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