奈良地裁に入る山上被告を乗せたとみられる車両(3日午前、奈良市)

安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人罪などで起訴された山上徹也被告(43)の第4回公判前整理手続きが3日午前、奈良地裁で開かれた。関係者によると、被告も出席した上で、争点や証拠に関する協議が行われた。手続きはおよそ35分で終了。事件は8日に発生から2年を迎える。

山上被告が公判前整理手続きに出席するのは初回を除き3回連続。この日は午前9時20分ごろに、被告を乗せたとみられる車が警察車両に先導されて奈良地裁に入った。

弁護団によると、山上被告はこれまで公判前整理手続きに出席した理由を「裁判官や検察官の考えを感じ取れればと思った」などと話しているという。

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