梅雨前線や低気圧の影響で1日、九州北部や近畿を中心に激しい雨が降った。西日本と東日本では2日にかけて局地的に激しい雨が降る恐れもあり、気象庁は土砂災害への厳重な警戒を呼びかけている。
- 線状降水帯の74%が発生する時間帯は
同庁によると、本州に延びる前線や前線上の低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、全国的に大気の状態が不安定になっている。午後4時半時点で3時間降水量の最大値は大分県日田市140.5ミリ、福岡県八女市128.5ミリ、広島県廿日市市77.5ミリ、秋田県仙北市69.0ミリ、金沢市67.0ミリ、和歌山県田辺市64.0ミリ、岐阜県下呂市61.5ミリなど。
山口県では周南市で明け方までの3時間で観測史上1位を更新する98.5ミリの降水を記録。県内の複数の河川で水位が上がり、「氾濫(はんらん)危険情報」が一時発表された。
西日本~東日本の雨は2日にかけて続く見込み。2日午後6時までの24時間に予想される降水量はいずれも多い所で、中国150ミリ、近畿120ミリ、九州北部100ミリなど。(大山稜)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。