東京都武蔵野市は27日、小美濃安弘市長の昨年12月の就任後、初めてとなる市民との対話の会「語ろう会」を開いた。市内各地の「コミュニティ協議会」の代表者が出席し、運営の支援を求める声が相次いだ。

 協議会は、市内に16ある「コミセン」(コミュニティセンター)の運営や地域活動を担う。市は活動に補助金を出すが、運営は市民有志によるボランティアが自主的に行う。

 対話の会に参加した、各代表者からは、「(運営を)やれる人が踏ん張って成り立っているのが現状。市が再評価し、アピールして欲しい」といった声が出た。活動の担い手が高齢化していることや、窓口業務を担う有償ボランティアに支払われる手当が低すぎることを問題視する意見もあった。市は指摘された課題を庁内で検討していくという。

 市によると、市民との対話は、歴代の市長が年数回開催してきた。小美濃市長も今後、年に数回ほど、各地域をまわる形で「語ろう会」を開いていくという。(塩入彩)

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