KADOKAWAは今月8日グループ会社のデータセンターのサーバーが身代金型のコンピューターウイルス=ランサムウエアによるサイバー攻撃を受けるなどしてシステム障害が発生し、「ニコニコ動画」や書籍の出版といったグループ全体の事業に影響が出ています。

27日午後、「BlackSuit」を名乗るハッカー集団がネット上の闇サイトでKADOKAWAのネットワークに侵入し、データを盗み取ったと主張する犯行声明を出したことがわかりました。

サイトを確認したセキュリティー関係者によりますと、データは事業計画やユーザーに関わる情報などあわせて1.5テラバイト分で、身代金の支払いに応じなければ来月1日にもすべてのデータを公開すると主張していると言うことです。

これについてKADOKAWAはNHKの取材に対して「現時点で当社としてお答えできることはありません」とした上で、「情報漏えいについては外部の専門機関などの支援を受けて調査を進めていて、クレジットカードについては社内で情報を保管しておらず、漏えいはありません。来月中には、より正確な情報が得られる見通しで、判明次第、公表します」などとしています。

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