サクランボの生産量が全国1位の山形県で、高温により例年に比べて収穫が大幅に減る懸念が高まっている。JA山形中央会の折原敬一会長は27日、吉村美栄子知事と面会し「今年の収穫は例年の半分というのが大方の見方。歴史的な凶作と言わざるを得ない」と強調。スプリンクラーなど暑さ対策の設備導入や、暑さに強い品種開発などへの支援を緊急要請した。  JAによると、昨年夏の高温で形が整わない果実が多くなった上、収穫最盛期を迎えた今年6月にも気温が高い日が続き、品質低下や収穫減が相次いで報告されている。  緊急要請では、暑さ対策のほか、高温被害に悩む農家が継続できるよう、資金面での支援も求めた。


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