大阪高検は25日、大阪地検トップの検事正を務めた弁護士の北川健太郎容疑者(64)=京都府=を準強制性交の疑いで逮捕したと発表した。関係者によると、検事正だった時の事件とみられる。
高検は同日午後に逮捕を発表したが、具体的にいつ、どこで行為に及んだのかという容疑の内容や、認否については明らかにしなかった。
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北川容疑者は1985年に任官し、和歌山や兵庫、大阪など関西を中心に勤務した。大阪地検特捜部に在籍したこともあるが、同特捜部による証拠改ざんが2010年に発覚した郵便不正事件には関わっていない。
その後は大阪高検の次席検事や最高検の監察指導部長、刑事部長を歴任し、2018~19年に大阪地検検事正を務めた。定年を前にした同年11月に辞職し、大阪弁護士会に弁護士登録していた。
大阪地検は主に大阪府警の事件を公判まで手がけ、独自に容疑者を逮捕する特捜部も抱える。高検は大阪を含む近畿2府4県の地検を束ねる。
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