岐阜県庁で開かれた地盤の専門家らによる委員会の第3回会合=24日午後

 岐阜県瑞浪市のリニア中央新幹線のトンネル掘削工事現場付近で井戸の水位が低下した問題を受け、県は24日、地盤の専門家らによる委員会の第3回会合を県庁で開いた。現場で確認された湧水を止めるため、JR東海が進めている薬液注入の目的や効果について、住民へ丁寧に説明するよう求める意見が出席者から出た。  会合ではJR東海の担当者が、代替水源となる新しい井戸を確保するための作業の手順や薬液注入の計画について報告した。  瑞浪市の現場ではトンネルの掘削中に湧水が発生。2月に観測用の井戸で水位低下を確認したのを受け、水源や個人の井戸を調査し14カ所で低下が判明。JR東海は5月に工事を中断した。


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