17日夜に愛媛、高知の両県で最大震度6弱を観測した地震で、気象庁は土砂災害のリスクが高まっているとして、両県の一部で当面の間、土砂災害警戒情報、大雨警報・注意報の発表基準を通常の7~8割に引き下げて運用する。

 同庁によると、発表基準を引き下げる対象地域は震度5強以上を観測した愛媛県愛南町、同県宇和島市、高知県宿毛市。大きな揺れによって地盤が脆弱になり、今後の雨によって土砂災害が起きる可能性が普段より高まっているという。

 同庁によると、西日本では21~24日にかけて、低気圧が相次いで通過する影響で雨の日が多くなる見込み。警報級の大雨となる見通しはないものの、湿った暖気の流れ込み方によって降水が強まる可能性もあり、今後の予報に注意が必要という。(大山稜)

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