消費者庁は18日、機能性表示食品として届け出られている6795製品(1693事業者)を対象にした調査で、新たに17製品でのべ30件の医療従事者からの健康被害報告があったと発表した。健康被害の報告はこれで計35製品(22事業者)、のべ147件になった。入院事例は複数あったが、軽症事例も多いという。いずれの健康被害も食品との因果関係は判明していない。
3月22日までにあった医療従事者からの健康被害の報告について聞いた。
4月16日までに1551事業者が回答し、回答率は91.6%。消費者庁によると、小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」に関する5件も含まれている。
前回12日に発表したときと同様に、担当者は「特定の製品に特定の症状が集中しているわけではない」とし、「複数の健康被害が報告されている製品についても、症状が多岐にわたり、それぞれが関連していると想定しづらい症例が報告されている」と説明した。今後、医学などの専門家が分析し、結果を公表するとしている。
消費者庁は、19日午前10時から、機能性表示食品の今後のあり方を専門家が議論する検討会の1回目の会合を開く。YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=EroNktey67Y)で視聴できる。(寺田実穂子)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。