日韓、請求権・経済協力協定を締結
1965(昭和40)年 韓国との国交を回復するための日韓基本条約とともに、請求権・経済協力協定が締結された。日本が韓国に対し、無償3億ドル、有償2億ドルの計5億ドルを供与。これにより、韓国の対日請求権問題が「最終的かつ完全に解決された」ことを確認した。しかし、韓国の最高裁にあたる大法院が2018年、新日鉄住金(現日本製鉄)に徴用工への損害賠償を命じ、こじれていた日韓関係がさらに悪化した。
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その他の出来事
自然環境保全法を公布
1972(昭和47)年 良好な自然環境を保全するための具体策を定めた「自然環境保全法」が公布された。戦後の高度経済成長に伴う都市化、工業化によって、公害や自然破壊が深刻化した。71年に発足した環境庁は「自然保護基本法」制定の検討を始めたが、開発も必要と主張する他省庁の強い抵抗に遭った。〈自然公園法を新法に吸収しない〉 〈緑地環境の保全条項を削除する〉―などの妥協策によって、最終的に自然環境保全法が制定された。
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人気漫画「こち亀」が少年ジャンプに初登場
1976(昭和51)年 集英社「週刊少年ジャンプ」に、後に漫画家秋本治の代表作となる『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が、ヤングジャンプ賞の入選作として掲載される。同年9月21日発売の週刊少年ジャンプで連載が始まり、休載ゼロで2016年9月まで40年間にわたって続いた。2021年7月に『ゴルゴ13』に抜かれるまで、漫画の単行本の通巻200巻はギネス世界記録だった。
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マツダの工場で車暴走、12人殺傷
2010(平成22)年 広島市南区のマツダ宇品工場で無差別殺傷事件が発生。男が構内を乗用車で暴走し、従業員12人を次々とはね、1人死亡、11人重軽傷。男は期間従業員として4月、マツダに入社し8日間勤務しただけで退社。マツダ社員に恨みを持ち、殺すつもりで犯行を起こしたと供述。殺人罪で無期懲役が確定している。
富士山、世界遺産に登録
2013(平成25)年 富士山が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された。登録名称は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」。富士山が古くから信仰の対象であり、日本最古の和歌集『万葉集』、葛飾北斎の『冨嶽三十六景』に代表される芸術創造の源泉になるなど、文化的影響が世界遺産にふさわしいと認められた。
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