性同一性障害で男性から性別変更した女性が、変更前に保存した自身の凍結精子で女性パートナーとの間に子どもをもうけた事例が、国内の少なくとも2カ所で確認されたことが21日、全国の医療機関を対象にした岡山大の調査で分かった。子の認知を巡り最高裁判決を受けた訴訟当事者の他に、同様の医療行為を受けた人がいたとみられる。  同様の生殖医療を望む人が10施設でいたことも判明した。調査を担った日本GI(性別不合)学会理事長の中塚幹也・岡山大教授は「代理出産でなくても子どもをもうけることができ、今回の判決で多様な家族の在り方が進むだろう」と話した。


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