【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は20日、筋力が低下していく「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」の遺伝子治療薬「エレビジス」の対象患者を拡大すると発表した。昨年6月、歩くことが可能な4~5歳の患者に使えるようにしたが、今回は原因となる遺伝子変異があれば年齢の上限はなく、症状が進み歩行困難な患者も対象にした。  開発した米サレプタセラピューティクスは「遺伝子治療の可能性と科学の勝利を示す日にもなった」とコメントした。日本では中外製薬が今年、承認申請する予定。  この病気は主に男性がかかる。筋肉の維持に必要なタンパク質が作れず、歩きにくくなるなどの症状が3~6歳で出る。


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