新潟県十日町市の滝沢繁市議(69)=共産党=が19日の市議会で、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り「そこで取れた魚は食べたくない」と発言していたことが20日、議会事務局や本人への取材で分かった。滝沢氏は取材に「処理水放出が良くないということを言いたかった。言ってはいけない発言で反省している」と陳謝した。

 滝沢氏は19日の市議会一般質問で海洋放出の安全性に懸念を示し、私的な意見として述べたという。既に議会側に発言の撤回を申し入れた。

 滝沢氏は取材に「自分も農業をしていて、原発事故が起きた後の風評被害には懸念を持っている。福島の人を困らせようとは思っていない」と説明した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。