ことし3月の教科書検定で合格した「教育出版」の中学の英語の教科書では、水原一平元通訳の記述を3ページにわたって掲載し、大谷選手との写真とともに、通訳としてだけでなく私生活も支える存在だと英語で紹介されていました。
しかし、水原元通訳は違法賭博との関与が報じられ、その後、大谷選手の口座から不正に送金を行ったとする銀行詐欺などの罪でアメリカの検察から起訴されています。
今月、教科書会社は内容の訂正を文部科学省に申請し承認されたということです。
訂正された教科書では、「成功を支える人」というタイトルはそのままで、サッカー日本代表の専属シェフを長年務めた西芳照さんに関する記述に差し替えられました。
選手の写真とともに、それぞれのニーズに応じた食事を提供していることや、食事は選手を精神的にも支えていることが英語で記述されています。
教育出版は「アスリートの成功を支えている人がいることを紹介するのにふさわしいと考え掲載したが、3月以降の報道内容を受け、中学の教科書として掲載は問題があると考え、差し替えが必要だと判断した」としています。
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