石川県白山市での集団避難を終えた中学生を乗せ、同県輪島市に着いたバス=3月8日

 石川県教育委員会は18日、能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市、珠洲市、能登町、穴水町の奥能登地域4市町で、2024年度から3年間の中学卒業見込み者が2割近く減少したと明らかにした。

 奥能登4市町では元日の地震以前から人口減少が進み、65歳以上が住民の半数ほどを占める高齢地域となっていた。

 県教委によると、23年5月時点で4市町の小学6年と中学1、2年生は計931人だったが、今年5月時点の中学1~3年生は750人に減った。最も減少幅が大きかった学年は26年度の卒業見込み者で、319人から252人となった。県教委は4市町の内訳は明らかにしていない。

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