富山湾に夏の到来を告げるクロマグロが17日、富山県氷見市の氷見魚市場に3匹並んだ。近年は不漁が続くが、休市を挟んで2日連続の水揚げで、夏マグロシーズンに期待が高まった。(小畑一成)

計量を待つ3匹のマグロ=17日、富山県氷見市の氷見魚市場で

 富山湾の夏マグロは5~7月に回遊する。30キロ以上をマグロと呼び、生で流通する。30キロ未満のメジと共に漁獲規制があり、メジはしばしば水揚げされず、定置網から放流されている。  今季は回遊が遅く、氷見魚市場では6月8日に324キロの大物が競りにかけられた。17日は100~150キロの3匹が水揚げされた。脂の乗った冬のマグロと違い、さっぱりとした味わいで赤身が人気。高値で取引され、17日に競り落とした仲買人の一人は東京に送ったという。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。